世界水泳選手権(6月17~25日=ハンガリー・ブダペスト)の100メートルバタフライで銀メダルを獲得した水沼尚輝(25=新潟医療福祉大職員)が15日、同大で報告会を開いた。五輪、世界選手権を通じて日本男子選手の100メートルバタフライの表彰台は初めて。しかし、水沼は立ち止まる気はなかった。「ボクの中ではメダルは過去の産物。過去の自分に執着しては成長がない」と来年の世界選手権(福岡)、24年パリ五輪へ意欲を見せた。

水沼は3月の国際大会日本代表選手選考会(東京)で100メートルバタフライの日本記録を13年ふりに更新する50秒86をマークした。世界水泳選手権で銀メダル獲得した決勝のタイムは50秒94だったが、準決勝で50秒81をたたき出して自己の日本記録を塗り替えている。「もっと上を目指したい。タイムを着実に更新していきたい」と次に狙っているのはアジア記録の50秒39。次に予定しているレースは9月の夏季国体で、出身地の栃木県登録で出場する。

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