県勢男子で昨年3位の藤枝明誠が、4強入りを逃した。東山(京都)に79-89と惜敗。ゲーム主将でエースのSG・赤間賢人(3年)の両チーム最多40得点などで食らいついたが、接戦の末に最後は10点差をつけられた。今夏でチームを立て直し、冬の選手権で再び目標とする日本一に挑む。【倉橋徹也】
前半で奪った主導権を最後まで守り切れなかった。45-39の6点リードで迎えた後半、第3クオーター(Q)開始2分で47-47と追いつかれた。直後に赤間はマークにつく相手守備2人をものともせず、ミドルの位置から気迫のジャンプシュートをリングへ。その後も3点シュート2本を沈めた。しかしシーソーゲームで粘るも、このQで30失点。奪われた流れを取り戻そうと最後まで追いすがったが、形勢逆転に持ち込むことはできなかった。
昨年冬の全国選手権以降、新チームとなって公式戦で初黒星を喫した。赤間は敗戦に悔しさをにじませながら、第4Qで自分に相手守備2~3人がついた時、「周りの選手の生かし方を工夫するべきだった」と反省。チームでミスした時の意思疎通も足りなかったと今後の修正課題を挙げた。前半でできていた速攻が後半で止まった点にもふれ、「切り替えができなかった」と話した。
負けはしたが収穫もあった。目立たない存在だったSF・大塚絢心(けんしん、3年=吉田中出)が、第2Q残り1分で3点シュートを2連続で成功。チームに勢いを与えた。相手を追いすがった第4Qの73-81でも3点シュートをリングに沈めた。金本鷹(よう)監督(32)から「いい仕事をしてくれた」と評された数少ない県内出身選手は「流れを変える3点シュートやリバウンドを狙った」と確かな成長を見せた。
チームは苦い敗戦を糧として、冬に向け再出発を図るつもりだ。


