第1戦スケートアメリカ6位の千葉百音(18=木下アカデミー)は56・59点の9位と出遅れた。
SP曲は「黒い瞳」。冒頭の3回転フリップで転倒して連続技にできず、続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)でも着氷が乱れた。後半の3回転ルッツに2回転トーループをつけたが、演技後はうつむく姿があった。
「シニア1年目でプレッシャーに感じるものは何もないはずなのに、結構緊張してしまっていたので。そこが動きの硬さに出てしまったかな」。涙声で悔しそうに振り返った。
「しっかり自分の世界に入って集中したい」。前日の公式練習後に誓っていた。米国での初戦では「シニアの雰囲気にのまれたところがあった」と反省していた。トップ選手のスケーティングの速さ、力強さが目につき、必要以上に意識し、演技に影響した。この日も「周りの選手のレベルが高いと持つべき自信もなくなってしまって」と苦しんだ。
中1週での試合で、日本に帰国しての練習期間が1週間もなかったが、「ただひたすら、眠くても、どうあろうと体を動かせるようにって意識をして練習してきました」と雪辱を誓った舞台。このままでは終われない。シニアの壁に打ち勝つ鍵は「もっと自分を信じる」。伸び伸びとしたスケートを4日のフリーでは見せたい。


