今年も熱く激しい戦いが幕を開ける。男子プロバスケットボールBリーグの25-26シーズンは2日、B2が開幕し、今日3日にはB1も開幕する。

東北6チームの開幕戦はいずれも4日。B1仙台は、昨季途中加入で起爆剤となった荒谷裕秀(26)が新戦力との架け橋となり、B1秋田は、ドイツのアルバ・ベルリンから新加入したヤニー・ウェッツェル(29)に期待がかかる。B2の4チームを合わせ、東北の各チームの注目選手を紹介する。【取材・構成=高橋香奈】

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荒谷は昨季11月に長崎から地元仙台に移籍。日本人トップの平均8・4得点をマーク。3月の秋田との東北ダービーでは、15連敗中のチームを残り13・4秒で放ったドライブシュートで逆転勝ちで連敗を止める勝負強さも光った。しかし「苦しいシーズンでした。個人としても、結果がついてきていないので満足はしていない」とさらなる高みを目指している。

力を蓄えるため、3年前からオフにはアメリカに渡り、トレーニングを積んでいる。NBA選手も取り組むワークアウトに触れたが、同じ基礎の部分を大切にしている事を知り「自分の取り組みが間違っていないと自信にもつながりました」と言う。

今季は「架け橋」にもなっていく。チームはプレシーズンゲームを3勝1敗と順調に仕上がりを見せているが、7人が新加入選手。「選手が感じている、うまくいっていない部分はある。新加入選手と既存の選手、ダン(・タシュニーヘッドコーチ)が考えているバスケットをすり合わせて、ダンの求めているバスケットに近づけていくことが自分の役割」と昨季より積極的にコミュニケーションを交わしている。

同じポジションに、NBAドラフトで八村塁(レイカーズ)より先に指名されたジャレット・カルバー(26)が加入した。それでもタシュニーHCは荒谷について「彼のオフェンス能力は非常に高い。レギュラーシーズンの中で必ず必要になってくる」と期待を込める。「今年はみんながいろんなポジションでプレーするスタイル。そこを強みとしてチームとして生かしていきたい」と荒谷。今季はプレーの幅を広げ飛躍していく。