メッセ引き留めへ、海の向こう側から具体的なライバルが現れた。阪神球団幹部が17日、米大リーグ・ツインズがランディ・メッセンジャー投手(32)の獲得に動くとの情報をキャッチしたと明かした。

 球団幹部によれば、ツインズが本格的に獲得に動く準備をしている模様だ。来季への最重要課題としてメッセンジャーの慰留を掲げている球団としては、ツインズの提示条件を探るとともに、対抗しうる条件を検討することになる。

 今季チーム最多の196回1/3を投げて、3年連続2桁勝利となる12勝8敗、防御率2・89。最多奪三振のタイトルを獲得した右腕にはシーズン中から、メジャー数球団が熱心に視察に訪れていた。中でもツインズは本拠地・甲子園に足を運ぶなど頻繁に状態をチェックしていた。今季はア・リーグ中地区4位に終わったが、先発補強での巻き返しへ、メッセンジャーに白羽の矢を立てるようだ。

 メジャー球界からは3年10億円級のオファーが届くという情報もある。前日16日に帰国したメッセンジャーもメジャー復帰の可能性に言及。「どんなチャンスがあるのか見てみたい」と興味を示していた。対して中村GMはすでに「これだけのイニングを任せられる投手はなかなかいない」と引き留めを宣言し、1歩も引けない状況にある。

 球団は今季推定年俸150万ドルからのアップと複数年契約も検討して、慰留にあたる。本人には11月中に去就の回答を求める方針だが、ついに具体的なライバルが出現し、流出危機が現実味を帯びてきた。

 ◆ミネソタ・ツインズ

 1901年にワシントン・セネターズとして発足。61年にミネソタ州ミネアポリスに移転した。隣接するセントポール市とともに、ツイン(双子)シティーと呼ばれることが球団名の由来。セネターズ時代の24年のほか、87、91年と世界一は通算3度。現阪神の西岡が11、12年に在籍。今季はア・リーグ中地区5球団中4位。本拠地はターゲットフィールド。