ついに、捕ったどぉ~!

 DeNAの奄美大島秋季キャンプ第1クール最終日の10日、入来祐作1軍用具担当(41)が本命のウナギを捕獲した。体長約60センチの大物で、「やっぱりかば焼きでしょう。自分でさばきますよ。オヤジから『男は魚をさばけないといかん』と教わってきましたから。ウナギは経験ないけど大丈夫っすよ」とガッツポーズが飛び出した。

 朝の小川に「やった~!」と歓喜の絶叫が響き渡る。前日9日の練習後、地元アルバイトの助言で、テナガエビを餌にした新仕掛けを設置。これがキャンプ開始から狙い続けた“恋人”をとらえた。ここまで2度取り逃がしていただけに、待望の対面になった。

 ただ、1匹で満足しないのがネーチャー入来。「みんなに振る舞うほどはね」と言いながら、「目標は5匹!」と、日が暮れた中、同じ仕掛けを9つ追加した。この日の1匹は泥抜きも兼ねて生かしておき、大漁を決めて一気にさばく予定だ。捕獲現場に立ち会った中畑監督は「食べて、チームもうなぎ上りとなりたいね」と期待。毎日8時間を超える練習でヘトヘトの荒波も「ウナギはパワーつきますもんね。楽しみです」と目を輝かせた。“男のかば焼き”で、体力回復の手助け?

 が出来るか。ハードなキャンプはちょうど折り返し。入来用具担当の漁は続く。【佐竹実】

 奄美大島のうなぎや・三昌亭の松下さん

 「捕まえたのはゴマウナギという種類ですね。身がちょっとパサパサしているので、丸切りにして、みそで炊いて食べるのがおいしいですよ」