いつも日刊スポーツ東北版をご覧いただき、ありがとうございます。東北総局の濱本神威と申します。私は5日、47都道府県から約1万1000人のランナーが参加し、5年ぶりに開催された「東北・みやぎ復興マラソン2023」で初マラソンに挑戦!。沿道の応援に力をもらい、11年3月の東日本大震災から復興した町を目に焼きつけながら無事、42・195キロを完走しました。今回は「マラソンリポート」をお送りします。【取材・構成=濱本神威】

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ランナーそれぞれが背中のゼッケンに「復興にかける思い」を記し、9時10分、村井嘉浩宮城県知事(63)の号砲でスタート。何より印象的だったのは、コースのどこであっても、沿道で応援している人々がランナーに「来てくれてありがとう」と声をかけていたこと。地域の方々の温かさが身に染みた。

スタートから11・2キロのエイドステーション(AS)。楽しみにしていた最初の東北グルメが登場!。福島・富岡町の米粉のバウムクーヘンと常磐富岡パッションサイダーだ。レース前まで甘味を制限していた私にとって最高のご褒美。甘味とボランティアの声援に元気をもらい、ここからペースアップ。

コースの約4分の3が東日本大震災での津波の浸水域。海沿いを走る10・2キロの東部復興道路では、震災遺構の荒浜小学校が見えた。復興の軌跡を感じながら快調に飛ばして25キロを通過。しかし、そこからペースはガタ落ち。名取川にかかる閖上大橋を渡って、名取川沿いへ。26・4キロ地点、名取市震災復興伝承館の前では閖上太鼓での応援が迎えてくれた。奏者の笑顔と迫力ある音に力をもらい、再びペースアップ。27・6キロ地点のASにはホタテの浜焼き、牛タン、笹(ささ)かまぼこと宮城の名産が。おいしすぎて「頑張って良かった…」と心の底から思った。

初めて挑戦したフルマラソンは4時間34分39秒でゴール。PRESSのビブスを着て、写真撮影をしながらと不安いっぱいだったが、AS以外は歩かず、立ち止まらず完走できました。これはひとえに「プレス頑張れ!」と声をかけてくれた方々、折り返し地点で声をかけ合ったランナーの皆さま、そして、おいしい東北グルメのおかげです。最高の初フルマラソンでした。本当にありがとうございました。