[ 2014年2月11日4時30分 ]男子500メートル2回目を終えた及川佑(撮影・井上学)<ソチ五輪:スピードスケート>◇10日◇男子500メートル

 優勝争いは34秒6前後をそろえる高いレベルとなったが、及川佑(33=大和ハウス)は2本とも35秒2台と上位の背中は遠かった。

 2006年トリノ五輪では日本勢最高の4位に入ったが、前回バンクーバー大会は13位で今回は15位。不本意な滑りに「これが自分自身のきょうのレース。またコーチとハイタッチをすることができなかった」と肩を落とした。

 加藤、長島に続く「第3の男」として長年、日本の短距離界を支えた及川も、この1月で33歳となった。今後については「終わったばかりなので、ゆっくり考えさせてください」と明言はしなかった。