Bリーグ2部(B2)東地区3位の仙台89ERSは、21日からホームで同地区5位の岩手ビッグブルズと2試合を戦う。今季、香川から移籍し現在チーム日本人最多の52得点を挙げている溝口秀人(30)がシュートを量産してホーム初勝利に導く。前節はアウェーで奈良に2連勝。17日、仙台市内で練習を行った溝口は「シュートの精度も徐々に上がっているが、アシストやリバウンドなど勝つための仕事を意識して戦う」と自信を見せた。

 秀人(しゅうと)の名はバスケ好きの父博昭さん(63)が命名。「サッカーがしたかったけど、父に連れて行かれて」と小1からバスケに熱中。「今は『お前の一番のファンだから』と応援してくれる。活躍している姿を見せたい」と地元福岡の父へ感謝を口にする。仙台での生活について「最近は『1人鍋』をよく作る。豆乳スープを買って、野菜や鶏肉を入れるとおいしい。誰か作ってくれる人がいれば良いんですけど」と笑うが、チーム屈指のイケメンはファン注目の存在になりつつある。【林野智】