4大大会自身初のシード選手となった世界20位の大坂なおみ(20=日清食品)が、初戦を突破した。同95位のケニン(米国)に6-2、7-5のストレート勝ち。2回戦では、同51位のディアス(カザフスタン)と対戦する。

 シード選手の重さは、予想以上だった。「初めてシードがついて、すごく緊張した。絶対に負けたくなかった」。ノーシードなら、勝っても負けても大きな違いはないかもしれないが、シードには勝っていく責任も伴う。「普通じゃなかった」と、トッププロとして、初めて意識した。

 その緊張が、第2セットに出た。弱点の第2サーブを狙われ、一気に1-5となった。「何かいろいろ考えちゃった」。最終セットに行くことも「少し考えた」。ただ、そこで落ち着き冷静さを取り戻し、13ポイント連続奪取を含む6ゲーム連取で逆転した。

 緊張を乗り越えたことで上機嫌だ。会見では、最近では珍しく日本語が飛び出した。時々、理解できない日本語に、質問者が英語で聞き直そうとすると「日本語で」と、積極的に日本語にトライ。初のメイン会見室では、日本語で「みんな友達みたいな感じ」とニコニコだった。【吉松忠弘】

 ◆WOWOW放送予定 29日午後5時55分から。30日午前0時から。男女シングルス1回戦など。ともにWOWOWライブ。生中継。