平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子で2連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)が8日、都内で行われたJOCスポーツ賞表彰式に出席し、特別栄誉賞を受賞した。式の後には、改正された新ルールや、今季の新プログラムについて思いを語った。

 -JOCから表彰された気持ちは

羽生 JOC側から表彰されるということは、それだけオリンピックで活躍できたという証し。五輪を目指す選手が自分も含めて増えていくなかで、しっかり身を引き締めて頑張りたいと思った。

 -ルール変更について

羽生 フリーの(ジャンプ)構成は既に練っていた。その構成を練り直して、完全に自分が自分の能力を最大限に引き出せる状態で試合に臨みたい。

 -来季プログラムでの4回転の数は決まっているか

羽生 大体の目標は決めていたが、少し手を加えないといけない。

 -GOE(出来栄え点)が拡大することに関して

羽生 これから先、公式の試合に出ないと分からないことは多々ある。ただ、自分はやはりジャンプの質とか、そういうところにこだわっていきたい。これからもさらにいい質の、きれいなジャンプを目指してしっかり練習していきたい。

 -国民栄誉賞について。また、同賞受賞後に五輪金メダルをとった選手はいないが

羽生 国民として誇りに思い、身を引き締めて生活していかないといけない。自分だけではなく、自分を通して、いろんな方々が携わってくれた。僕を通して、その方々の努力が賞されれば。国民栄誉賞を背負いながら、日本の文化を大事にして、日本人らしい、アスリートらしい人間でいたい。

 -新プログラムについて

羽生 曲も構成も決めているが、話すのは難しい。新しいプログラムで、新しい自分を出したい。みなさんにも楽しみにしていただきたいが、自分自身が1番楽しんですべりたい。