日本(世界ランク6位)は2次リーグ最終節で、開催国オランダ(同11位)に3-0(25-23、25-23、25-21)のストレートで勝利した。既にベスト8進出を決めている日本は1次リーグから通算7勝2敗となり、E組3位で決勝トーナメントへ。11日の準々決勝は世界ランク2位のブラジルとの対戦に決まった。


【世界バレー】日本がオランダ下し3位で決勝Tへ「この勢いでブラジルを倒したい」井上愛里沙


2次リーグのオランダ戦で得点し、喜ぶ日本=ロッテルダム(共同)
2次リーグのオランダ戦で得点し、喜ぶ日本=ロッテルダム(共同)


日 本25-23
25-23
25-21
オランダ


バレーボール世界選手権女子2次リーグ勝敗表


国名イタブラ日本中国ベルオラプエアル
1イタリア825
2ブラジル823
3日本721
4中国720
5ベルギー515
6オランダ413
7プエルトリコ26
8アルゼンチン25

※9日現在。点は勝ち点、勝ち点は3-0か3-1の勝利で「3」、3-2で「2」、2-3の敗戦で「1」を得る。



☆真鍋政義監督 出足からよく集中していた。サーブレシーブも非常に安定していて、おそらく90%は返したのではないですかね。(開催国相手で)すごい応援でしたが、かなり練習をしてきたので心配はしていませんでした。(決勝トーナメントへ)ここからが本当の戦い。オランダには絶対に勝とう。勝った上で、次のハードルに挑もうという話をしていました。(準々決勝の相手)ブラジルは3大大会でずっとメダルをとっているチーム。そう簡単には勝てない。一致団結した上で臨みたい。


☆石川真佑(15得点) オフェンスでもディフェンスでもしっかりチームに貢献しようという意識でした。(アタックが)決まらなかった時は、ディフェンスの面でしっかり上げるのを意識しました。たくさんの方が応援に来ていて、その中でも日本の応援もあった。ベスト8が決まって、今日の試合が次につながる。いいプレーを出そうという気持ちで臨みました。自分自身、ディフェンスは苦手ですけど、スパイクが決まらなかった時にはディフェンスが大事になると今までの大会の経験で感じていたのでディフェンスを頑張ろうと思った。(準々決勝のブラジルは)予選で勝っているけど、相手も次は勝ちに来る。ブロックが高いので、ミスをなくして、チーム全員で勝ちにいきたいです。


☆井上愛里沙(15得点) オランダの声援がすごかったですけど、日本の応援も聞こえてきました。次の準々決勝に進むことが決まったけど、今日の試合の勢いが次の試合につながる。準々決勝の始まりだと思って試合に臨んでいました。オフェンスは出だしからフロントでもしっかり得点をしていましたが、ディフェンスの面でやられてしまったところがあるので、しっかり対応できるようにしたい。(次の)ブラジルは勝負強いチームで、ミドルの選手も高い。1戦目(1次リーグ)でやった時よりも、ずっと強いチームになっている。私たちはこの勢いで、ブラジルを倒したい。ネーションズリーグでは準々決勝で負け(1-3)ているので、リベンジできるように一致団結したいです。


第1セット

石川のサーブから。オランダのスパイクは一時アウトの判定も、チャレンジ成功。オランダが最初のポイントを奪う。

日本は井上のアタックで1-1。

山田が拾って、井上が決まる。2-1。

井上が技あり。中央のスペースへ落として3-1。

山田のサーブで崩すも相手のポイント。3-2。

オランダのスパイクがアウト。4-2。

ラリー。バックセンターからオランダが決める。4-3。またバックセンターから23歳ダールデロップ。4-4の同点に追いつかれる。ここで、7番ロホイスが足を負傷。コートを去る。

島村のブロードから、石川のバックアタック。5-4。

石川が相手コートまでボールを追い、アンテナ内へ返すもノーカウントの判定。

サーブアウトで5-5。

島村のブロードがさく裂する。6-5。

30歳バイスのアタックは日本のブロックアウト。6-6。

石川がよく拾った。長いラリーになる。オランダのスパイクはアウトの判定も、相手がチャレンジ成功。ブロックタッチとなった山田は苦笑いする。6-7。

石川のアタックは2枚ブロックに阻まれる。6-8。

オランダ・30歳バイスの連続得点。6-9とされる。

日本が井上のバックアタックで2点差。7-9。

関のサービスエース。日本ベンチが沸く。8-9。

リベロの福留が必死にボールを拾う。最後はアウトになるも、みんなが拍手する。

林が左手でフェイントで落として9-10。

石川のサービスエースで同点だ! 10-10

山田のクイックが決まる。11-11。

島村がブロックで止めて勝ち越しだ! 12-11。

オランダのアウトサイドヒッター、タールデロップに決められ再び同点に。12-12。

島村のブロードが好調。13-12。

14-13から、またしても島村のブロードだ。15点目。

セッター関のブロックが決まる。16-13。

オランダのアタックがアウトで17-13。

この時点でオランダがタイムアウト。

オランダの3連続得点。17-16。

石川がレフトからのアタックはブロックアウト。18-16。

宮部藍がコートへ。石川がよく拾っているが、ダールデロップにバックアタックを決められる。18-17。

関がノールックで相手コートへ。オシャレなプレーで19-17。

林の強烈なスパイクで20点目。

今度はレフトから石川だ。21-17。

ティンメルマンのアタック。21-18。

林のアタックが2枚ブロック、姫路のプラクに阻まれる。日本のアタックがアウトで21-20。オランダが追い上げてくる。

日本のミスで21-21。

オランダのアタックがアウトで22-21。

オランダにミドルから決められて22-22。

オランダのサーブがアイト。23-22。

井上のブロックポイント! このセット3本目だ。24-22。

井上のアタックはブロックに阻まれる。24-23。

最後は井上が決めた!

オランダに粘られながらも日本が25-23で第1セットを先取した。


第2セット

日本は林が最初のポイントを奪う。

石川がよく拾っている。長いラリーから最後は島村が押し込んで2-1。

島村のブロードで3-2。石川が決める。

4-5とオランダに勝ち越しを許してから、石川が決めた。林が決めて6-6。

林のブロックで7-6。オランダのオーバーネットで8-6。

石川のサーブ。オランダの動き出しが早くアウトオブポジションで9-6。

日本のブロックアウトで9-7。オランダの連続ポイント。9-8。

井上が決めた。10-8。

オランダのバックアタック。日本は3枚ブロックも決められる。10-9。

姫路のプラクに決められて同点。10-10。大観衆の手拍子を受け、オランダが勢いに乗ってきた。

林が決めて勝ち越すも、再びオランダがボンハールトスのクイック。11-11。

オランダの強烈なバックアタック。日本のチャレンジが成功。すごい角度から決められたかに見えたが、判定はアウト。12-11。

ダールデロップに決められ12-12。バイスのアタックで12-13。

オランダのサーブミスで13-13。

190センチ、プラクのバックアタック。14-13。

関のバックトスから山田だ! 14-14。

16-16から林のパンケーキで拾い、最後は井上。17-16。

ただ、オランダも譲らない。一進一退の攻防が続く。

ダールデロップのアタックで17-17。

サーブで林が狙われる。体勢を崩しながらも攻撃に参加し、決めた! 

佐藤がコートへ。

18-18から、石川の強烈なアタック。19-18。

石川が緩急をつけた攻撃でポイントを奪う。20点目。

関の技あり。ノールックで相手コートへ。21-19。

ここでエース古賀がコートに入った。

山田のブロード。オランダのブロックアウトで22-20。

オランダの主将・バイスに決められた。22-21。

再びバイス。連続得点で22-22。

ここで日本、真鍋監督がタイムアウトを選択。

井上のバックアタックで23-22。

バイスのアタックはボール1つ分アウト。24-22。

日本がセットポイントを迎える。

林のスパイクはブロックされポイントはオランダ。

24-23。

最後はライトから林だ! 25-23。日本が第2セットも連取した。 


第3セット

石川のサーブから。オランダのフェイントで0-1。関のパンケーキなど長いラリー。最後はレフトから井上。1-1。

ダールデロップのアタック。オランダは常に笑顔。会場の雰囲気を楽しむように、プレーしている。

オランダのサーブがアウトで2-2。

井上のアタック。3-2。

3-3から関のバックトスを島村が落とす。4-3。

石川が2枚ブロックの外側を狙うもアウト。4-4。

井上のバックアタックで5-4。

ライトから石川。2枚ブロックの間を通す。6-4。

オランダのミスで7-4。

島村のサーブはアウト。真鍋監督がチャレンジを要求。しかし、これが失敗。7-5。

関のノールック、フェイントで相手コートへ押し込む。8-5。

関から山田のブロード。9-5。

この時点で井上12点、石川と林が9得点。

ティンメルマンのポイントで9-6となる。

石川がライトから決める。10-6。

石川のサーブからポイント日本。11点目。

オランダのチャレンジ失敗。ノーブロックタッチで12-6。

林のアタックは2枚ブロックに止められる。12-8。

山田のアタック。13-8。

緩急をつけた林のアタック。オランダのディフェンスが乱れる。14-8。

島村と井上が激突する。ここで試合が一時、止まる。山田のサーブがアウト。悔しそうな表情を浮かべる。

井上のクイック。2枚ブロックの間を通し15-9。

福留がよく拾い、長いラリーになる。最後は日本のポイント。17-10。

オランダがアウト。18-10。

バックライトから井上。しかし、オランダの高さのあるブロックに止められた。18-12。石川が強引に決める。2枚ブロックの上。19-12。

ここで宮部愛がコートへ。

オランダがよく拾い、ポイントにつなげる。19-13。

オランダの連続得点。19-15。真鍋監督の表情が険しい。日本がタイムアウト。

オランダの大観衆が手拍子。苦しい状況で、石川が決めた。20-15。

再びオランダの連続ポイント。姫路のプラクが決めた。20-17。

オランダのミス。ネットを越えない。21-17。

石川の攻めのサーブはアウト。悔しそうな表情。21-18。

流れを変えたのは井上。レフトから決めた。22-18。

石川がよく拾った。しかし、24歳ポルデルのアタックが決まる。22-19。

島村のミドル。23-19。 井上が決めた! 24-19。日本のマッチポイントだ!

オランダのタイムアウト。

オランダの高さ、連続得点で粘る。大声援だ。24-21。

最後は石川! 強烈なバックアタック! 25-21。

日本が開催国オランダにストレートで勝利。E組3位で決勝トーナメントを決めた。

11日の準々決勝で、ブラジルと対戦する。 


2次リーグのオランダ戦で得点し、喜ぶ日本=ロッテルダム(共同)
2次リーグのオランダ戦で得点し、喜ぶ日本=ロッテルダム(共同)

試合前

開催国との対戦。会場は大観衆で埋まり、オランダの選手たちは笑顔でウオーミングアップをこなす。雰囲気は最高潮。日本は故障から復帰した古賀はベンチからのスタートになった。日本は3-0のストレートか、3-1で勝てば、3位で決勝トーナメントとなる。 


石川真佑
石川真佑

スタメン

〈セッター〉

関菜々巳(23=東レ)

〈アウトサイドヒッター〉

林琴奈(22=JT)

石川真佑(22=東レ)

井上愛里沙(27=久光)

〈ミドルブロッカー〉

山田二千華(22=NEC)

島村春世(30=NEC)

〈リベロ〉

福留慧美(24=デンソー)


林琴奈(右)と古賀紗理那(2022年8月22日撮影)
林琴奈(右)と古賀紗理那(2022年8月22日撮影)

【世界バレー】日本最終節前に8強入り決定 9日オランダと対戦 準々決勝は11日



古賀紗理那(2021年8月2日撮影)
古賀紗理那(2021年8月2日撮影)

◆女子世界選手権・日本代表登録メンバー(背番号、ポジション、選手名、年齢)

2 アウトサイドヒッター 内瀬戸真実(30=埼玉上尾)

3 アウトサイドヒッター 古賀紗理那(26=NEC)

4 アウトサイドヒッター 石川真佑(22=東レ)

5 ミドルブロッカー 島村春世(30=NEC)

10 アウトサイドヒッター 井上愛里沙(27=久光)

12 セッター 籾井あき(21=JT)

15 アウトサイドヒッター 林琴奈(22=JT)

19 ミドルブロッカー 山田二千華(22=NEC)

22 リベロ 福留慧美(24=デンソー)

23 ミドルブロッカー 横田真未(24=デンソー)

26 アウトサイドヒッター 宮部藍梨(24=ヴィクトリーナ姫路)

30 セッター 関菜々巳(23=東レ)

37 アウトサイドヒッター 宮部愛芽世(20=東海大3年)

38 アウトサイドヒッター 佐藤淑乃(20=筑波大3年)



◆女子世界選手権

オランダとポーランドの共催で24カ国が参加。1次ラウンド(R)は6カ国づつ4組に分かれて総当たりで戦い、各組上位4カ国の計16カ国が突破。2次Rは8カ国が2組に分かれ、1次Rで対戦していない4カ国とのみ対戦し、上位4カ国が8強へ。3次Rからトーナメント制となり、2次Rで同組の1位と4位、2位と3位が準々決勝を戦い、勝者が準決勝へ。テクニカルタイムアウトなし、リクエストできるタイムアウトは1セット2回まで。

決勝は10月15日、オランダ・アペルドールン。