22年世界選手権優勝の宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が今季GP初戦を迎える。

世界王者として臨むシーズンの本格的なスタートを前に、公式練習後に取材に応じた。

主な一問一答は以下。

-滑ってみて氷の感触は

特に滑りやすいとか滑りにくいとか、そういった感想はなく、普通の練習ができたかなと思います。

-今大会の目標、設定しているゴールは

この試合を通して、成長するように、具体的に言いますと、きょうまでやってきた練習っていうものをしっかり出す。いいもの、悪いものをしっかりちゃんと試合という場でしっかり出し切って、失敗したものをまた次の試合に向けて頑張れればなと思います。

-ジャパンオープンからここまでの調整は。

日本で練習してました。靴を変えながらいろいろやっていたんですけれども、まあ、すごくいい練習ができたかなと思います。

-GP初戦は毎年どんな気持ちで臨んでいるか。

昨年どんな気持ちだったか正確には覚えてないですけど、本当に昨年はこのフリープログラムっていうものが、まだまだ自分に本当にできるのかな、できなくてもやりきろうっていう思いで入っていたんですけれども。それが1年間通して、本当に昨年培ったものがしっかり今シーズンにつながってるなっていう実感がありますし、また、まだできてないところもありますけれども、それは次の試合に向けて、今シーズン頑張っていけたらなと思っています

-今季改善しようとシーズン前に取り組んだことは

僕はコンビネーションジャンプがフリーで、まあショートでもかなり失敗が多いので、4回転トーループからのコンビネーションを一番入念に練習してきたかなと思います。まだまだ4回転トーループの練習はしてきたけど、他のコンビネーションはまだできていないなという実感がありますし、試合でそれができるのかというのも疑問に思っています。

-今大会の位置づけと成し遂げたい目標は

これは成し遂げたいというものはないです。全然練習してきたことが試合でできないことは全然よくあることだと思いますし、できなかったというものには必ず理由があるので、できなかったものをしっかり自分で受け止めて次の試合に行きたいなと思います。