コベルコ神戸スティーラーズが本拠地開幕戦で今季初勝利を挙げた。

昇格1年目の花園近鉄ライナーズ(近鉄)との“阪神ダービー”で計9トライを奪い58-36で完勝した。今季から加入した元ニュージーランド代表CTBナニ・ラウマペ(29)とSH中嶋大希(26)が、それぞれ3トライ。日本代表FB山中亮平(34)が神戸での公式戦通算100試合出場を達成し、勝利で花を添えた。花園は開幕2連敗。BL東京はBR東京に17-7で勝ち、今季初白星だった。

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これぞ「破壊王」の真骨頂だ。先制を許した直後の前半13分。神戸のCTBラウマペが見せ場を作った。スクラムから出たボールをもらうと一直線に前へ、前へ-。1人、2人、3人とタックルを吹き飛ばしインゴールに飛び込んだ。昨季までスタッド・フランセに所属しフランスで「破壊」の異名をとった突破役は来日後、公式戦初トライ。3分後にも加点し、1点差に迫られた同36分にはサインプレーから抜け出して中嶋のトライをお膳立てした。

性格は明るくて、いざグラウンドに立てば力持ち。「ジャパンは『いいね!』。ヤキニク、ラーメン、ベリーグッドだ」。ラウマペと中嶋が3トライずつ。チーム計9トライで、かつて関西でしのぎを削ったライバル対決に完勝した。

FB山中が公式戦通算100試合出場を達成。18日の開幕戦は横浜(キヤノン)に惜敗したため、中嶋は「ようやく神戸ラグビーを見せることができた。山中さんの記念の試合と、ホーム開幕戦で勝てて良かった」と笑顔。日本代表SO李も「自信につながる試合になった。これからも攻撃的なラグビーを見せたい」と喜んだ。昨季は7位に低迷。「破壊王」とともに、神戸が強豪復活の道のりを歩む。【益子浩一】