フィギュアスケート男子の4大陸選手権(米国)と世界ジュニア選手権(カナダ)で優勝した三浦佳生(17=オリエンタルバイオ/目黒日大高)が、同じ4大陸選手権で3位の佐藤駿(19=明治大)とともにワールド・ベースボール・クラシックを生観戦した。

甲斐拓也捕手と牧原大成内野手が好きな三浦は、ソフトバンクMAKIHARAのユニホーム姿で応援。盟友の佐藤も三浦から借りて、同じ格好にキャップを合わせてバックネット裏の好位置に陣取った。2人と親友の鍵山優真(19=オリエンタルバイオ/中京大)は都合がつかなかったという。

三浦はシニアの4大陸選手権を史上最年少17歳8カ月で制し、世界ジュニアは高橋大輔や羽生結弦、宇野昌磨ら以来、日本勢6人目の頂点に。19年ジュニアグランプリファイナル王者の佐藤も、左肩手術から1年後の4大陸でドラマチックにシニアの選手権で初めて表彰台に立っていた。

その“ご褒美”として、三浦が関係者を通じて準々決勝のチケットをゲット。先発バッテリーがエンゼルス大谷翔平投手と甲斐捕手という幸運に恵まれた。

「大谷選手やダルビッシュ選手を初めて見るので楽しみ。自分の好きな牧原選手、甲斐選手も楽しみ」

そう7日の帰国時に話していた通り、シーズン終盤のモチベーションにしてきた現地観戦が実現した。

試合はダルビッシュも4番手で登板。牧原も終盤に守備で出場した。拠点が新横浜のためセ・リーグではDeNAの試合も応援したことがあり、二塁手のスタメンだった牧秀悟、3番手でマウンドに上がった今永昇太のピッチングも堪能する、興奮の一夜となった。