レギュラーラウンド6位の東レアローズが、上位6チームによるファイナルステージ(FS)進出へ王手を懸けた。

同7位の東京グレートベアーズ(GB)と敵地で激突。負ければFS圏外に後退となる直接対決を、3-1(25-27、25-17、25-21、27-25)でものにした。残り3試合で7位に2勝差をつけ、18-19年シーズン以来5年ぶりとなるプレーオフ(PO)に大きく前進した。

今夏のパリオリンピック(五輪)での活躍にも期待がかかる、代表コンビが躍動した。セットカウントを先取されたものの、第2セット(S)以降にギアチェンジ。アウトサイドヒッター富田将馬(26)が要所で多彩なスパイクを決めると、ミドルブロッカー高橋健太郎(29)がキルブロックを連発した。セットカウント2-1で向かえた第4Sは先攻を許したものの、中盤の高橋のブロックポイントを足掛かりに、後半には富田のブロックアウトで勝ち越しに成功。流れを引き寄せ、3セット連取で混戦を勝ち抜いた。

富田は70%を超える高いアタック決定率でチーム2位の21得点。高橋はブロック6本を含む10得点。負けられない一戦を制し、富田は「この2年間勝たないといけない試合を逃してきたので、悔しさの分1人1人がやるべきことをできた」。高橋は「勝たなければいけない試合。そういう経験があるので取り切れてよかった」と胸を張った。

FS進出がかかる明日3月10日は、31歳の若さで胃がんにより亡くなったセッター藤井直伸さんの命日。高橋は「僕たちにとって特別な1日。藤井さんとともにあるチームだと思う」と、天国のチームメートに思いをはせた。同じく東京GBと対戦する一戦に向け、「駆け引きして、明日も頑張って行く」と引き締めていた。