18年ぶりの優勝を目指すシャンソン化粧品(レギュラーシーズン5位)が、大逆転で決勝への道をつないだ。富士通(同1位)との第2戦で立ち上がりに0-19と大量リードを許したが、あきらめることなく反撃。終盤ついに追い付き、ひっくり返すと、71-70で競り勝った。これで通算1勝1敗のタイとし、15年ぶりの決勝進出を懸けて8日の第3戦に臨む。

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1点差に詰め寄られた残り1・1秒。相手の2本目のフリースローがリングに当たって外れると、リバウンドを拾ったシャンソンのウチェ・イゾジェから佐藤由璃果にボールが渡ったところで試合終了のブザーが響いた。薄氷の勝利は、15年ぶりの決勝進出に望みをつなぐ貴重な1勝。鵜沢潤監督は「我慢して戦い抜いた結果」と実感を込めた。

立ち上がりから苦戦を強いられた。第1クオーター(Q)残り約3分の時点で、0-19とリードを許す一方的な展開。それでもあきらめず、粘り強い守備から反撃に結びつけた。ついに終盤追い付くと、同点の残り約1分半、主将の小池がこの日初めて3点シュートを決めて勝ち越し。「みんなの頑張りがあったから、あのシュートが入った」と感謝した。

前週のトヨタ自動車との準々決勝で、後半に最大18点差をつけられながらも逆転勝ち。そしてこの日は序盤の劣勢を跳ね返した。過去2年の準決勝はいずれも2連敗で敗退していたが、ついに白星を挙げた。それでも鵜沢監督は「首の皮1枚つながった」と表現し、「大事なのは明日。負ければ今日勝った意味がなくなる」と強調。目指すは決勝の舞台、そして18年ぶりの頂点だ。【奥岡幹浩】