混合ダブルスでオリンピック(五輪)2大会連続銅メダルの渡辺勇大(27=BIPROGY)と23年世界ジュニア選手権女子ダブルス王者の田口真彩(18=ACT SAIKYO)が初めてペアを組み、デビュー戦をストレート勝ちした。第1ゲームは21-8で相手を圧倒。サウスポーの2人は試合中にも積極的に対話しながら渡辺が後ろ、田口が前に出てポイントを重ね、第2Gも21-13と引き離した。
渡辺は「若い選手と組んでまだまだやりたい気持ちがあって、僕から声をかけさせていただいた。新たなスタート。僕自身もまだまだ負けたくないと思って、優勝を目指して1戦1戦頑張っていきたい」と振り返った。
第2ゲームも序盤から得点を重ねた。20-11のマッチポイントから2点を返されたものの、21-13で勝利。最後は笑顔も見せてハイタッチし、好発進した。
渡辺は12年に福島・富岡第一中の1学年先輩の東野有紗(28)とペアを結成。「ワタガシ」の愛称で活躍し、五輪では21年東京大会で銅メダルを獲得。同年から世界選手権で2年連続準優勝を収め、今夏のパリ大会では日本バドミントン界初の2大会連続表彰台となる銅メダルをつかんだ。
ワタガシペアはパリ五輪後の8月16日に解消を発表し、最後の大会となった同20日開幕のジャパン・オープンでは8強で敗退となった。渡辺は混合ダブルスの道へ、東野は櫻本絢子(29)との女子ダブルスの道へ進むこととなり、東野は今大会に同ペアでエントリー。一方の渡辺は、昨年まで山口・柳井商工で全国高校総体(インターハイ)女子団体3連覇の田口とのペアで出場した。
渡辺と田口は10月のアークティック・オープン(フィンランド)、デンマーク・オープンにもエントリーしている。【藤塚大輔】
◆渡辺勇大(わたなべ・ゆうた)1997年(平9)6月13日生まれ、東京都出身。12年に福島・富岡第一中の1学年先輩の東野有紗とペア結成。富岡高を経て、16年から日本ユニシス(現BIPROGY)。五輪では21年東京大会から2大会連続銅メダル。24年8月のジャパン・オープンをもって東野とのぺアを解消。同月に一般女子との結婚を発表。167センチ。左利き。血液型B。
◆田口真彩(たぐち・まや)2005年(平17)10月9日生まれ、宮崎・日向市出身。山口・柳井中卒業後、柳井商工では主将として活躍。全国高校総体女子団体3連覇。高3の23年世界ジュニア選手権女子ダブルス優勝。24年4月の西京銀行入行が内定後、内定選手として臨んだ同行チーム「ACT SAIKYO」で23-24年S/Jリーグ新人賞。165センチ。左利き。


