北京五輪(オリンピック)個人、団体銅メダルの宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が、師とともに満足な演技で今季を締めくくる。

午前の現地初練習に続いて、午後8時5分(日本時間23日午前4時5分)からは本番リンクで調整。ショートプログラム(SP)「オーボエ協奏曲」をかけての通しで、4回転フリップ、4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)とジャンプを全て着氷させた。

大会前は日本からステファン・ランビエル・コーチのいるスイスに移動。五輪前はスイスでの調整がかなわなかっただけに、貴重な時間をかみしめた。

「短い時間ではありますけど、1つの試合に向かって2人で調整していく。だからこそ、思い入れが生まれると思います。僕はこの世界選手権、今日までの練習で悔いが全くない。いい練習ができてきた確信があるので、残りはステファン・コーチが満足する、うれしいと思える試合にしたいなと思っています」

SPは24日、フリーを26日に控える。ランビエル・コーチとともに、練習の成果をぶつける。(モンペリエ=松本航)