日本スケート連盟は11日、10日にタイ・プーケットで開催された国際スケート連盟(ISU)総会で役員選挙に関連した委員のコメントを発表した。

フィギュアスケートの理事には松村達郎氏が2期目の当選、技術委員には岡部由起子氏が3期目の当選。スピードスケート技術委員に立候補した野崎千春氏は落選となった。

日本連盟の長島昭久会長は「世界のスポーツ界において日本のプレゼンスを高め、またスケート競技の普及・発展のために活躍してくださることを大いに期待しております。また、野崎氏はスピード技術委員へ初めての立候補で、残念ながら当選はかないませんでしたが、今回の経験は必ず今後につながると信じております」とコメントした。

立候補した3人のコメントは以下の通り。

◆松村達郎氏

このたびは大勢の人々に支えられながら第2理事として2期目の当選を果たすことができましたこと、厚く御礼申し上げます。副会長選においては残念ながら当選を果たすことができませんでしたが、さまざまな面で良い勉強になったと感じています。この経験を今後の糧として精進してまいりたいと思います。

いまISUはウクライナ問題やドーピング問題をはじめ、多くの問題が山積しており、のんびりと構えている時間はありませんが、今後のスケート競技発展のために引き続き尽力したいと思いますので今後ともお引き立てのほどよろしくお願いいたします。

改めまして、みなさまの温かいご支援に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

◆岡部由起子氏

このたびISUシングルペア技術委員に無事に再選させていただくことができました。みなさまの日頃からの支えあっての当選と心から感謝申し上げます。

これからの4年間で、フィギュアスケートが選手にとって、そして見てくださるすべての方々にとってスポーツとしての面白さと芸術としての美しさを今まで以上に身近に楽しみ、愛していただけるスポーツになるよう尽力したい所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

◆野崎千春氏

今回は私のために、心温まるサポートをいただき、誠にありがとうございました。残念ながら、このたびの選挙では惨敗に終わりましたが、みなさま方のあたたかい励ましの言葉を承り、ご厚意が身にしみております。

今回の落選という事実はとてもつらいことではありますが、私にとりましては次の機会にまた立候補するための一歩だと考えております。初めてのことではありましたが、選挙戦を戦うことは、未経験な私の浅慮をいましめるための良い教示だったと考えております。今後は次の機会を期して、さらに多くの経験を積んでいきたいと思っております。

選挙の間、本当に皆さまご苦労さまでした。心から御礼申し上げます。