世界ランキング6位の日本が、4年連続でファイナルラウンド(30日開幕、中国・寧波)進出を決めた。同5位の米国を3-0のストレートで撃破。2セットを奪えば進出が決まる中、予選ラウンド最終戦を勝利で締めくくった。ファイナルは上位7チームに開催国の中国を加えた争いとなり、前回大会で過去最高の2位と躍進。3大会連続の表彰台がかかる舞台で、昨夏のパリ五輪経験者と新戦力が一枚岩となって挑む。

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セットカウント2-0で迎えた第3セット。2セット連取でファイナル進出を決めた日本は、全員が引き締まった表情で攻め続ける。その攻撃を支えたのは、29歳のセッター永露(えいろ)だった。11-11と緊迫する場面で的確なバックトスで宮浦のスパイクをアシストすると、次は左サイドの高橋へトス。2連続得点の起点となった。「素晴らしい選手がそろっている。自分も思い切ってできた」とうなずいた。

パリ五輪組と新戦力組が融合し、予選ラウンド(R)を戦い抜いた。セッターは唯一、五輪経験者がいないポジション。そこで永露が存在感を示した。予選R第2週ブルガリア大会から出場機会を増やし、この日も先発出場。「プレッシャーもある中、試合の入りから落ち着いてトスを上げることを意識した」と堂々とプレーした。

主将の石川ら五輪組の力も大きかった。今月5日からの沖縄合宿から合流すると、練習から必死にボールに食らいついた。小川は「(試合形式の)6対6の練習でコートにボールが落ちない」と証言。富田も「タフな練習になって、コート内での声の質も上がった」と言う。

日ごろからチームを引っ張ってきた石川は「まず(千葉大会で)3勝する目標を立てていたので、達成できてうれしい」と笑顔。一方で永露には「どんどんジャンプトスをしてほしい。チャンスは限られてくるので、点を取れる段階で取りたい」と注文も忘れなかった。

予選Rは8勝4敗で通過。30日開幕のファイナルラウンドでは3大会連続の表彰台を目指す。「表彰台に上るための戦いをすることが目標。経験を積むことが将来的には大事になる」。3年後にはロサンゼルス五輪が控える。全員が一丸となり、未来につながる試合を重ねていく。【藤塚大輔】

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