<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇11日(日本時間12日)◇米コロラドスプリングズ=ブロードモア・ワールド・アリーナ◇男子フリー
【コロラドスプリングズ(米コロラド州)=木下淳】ショートプログラム(SP)首位の三浦佳生(オリエンタルバイオ/目黒日大高)が17歳8カ月での、大会史上最年少優勝を成し遂げた。
17年大会ネーサン・チェン(米国)の17歳9カ月を更新。SPに続きフリーも1位の完全Vで、自己ベストの合計281・53点をマークした。昨年の本大会では銅。「優勝しか狙っていない」との宣言通り、高校2年生にして欧州を除く4大陸の頂点に立った。
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KAOがKAIの激励に応えた。プロ野球ファンの三浦は先月、関係者の紹介でソフトバンク甲斐拓也捕手(30)と初対面した。
好きな球団で、来月のWBC日本代表に選出されている扇の要からユニホームとキャッチャーミットをもらった。昨年のGPシリーズ。演技後の取材で野球愛を語り尽くしたほど「夢のような時間でした」と喜んだ。
この日の会見で、しゃべり倒して米メディアを爆笑させた三浦も「すごく、いい方でした。僕が緊張しすぎて話せなかったので、一方的に甲斐さんにトークしていただきました(笑い)」。その中で「4大陸選手権という大会が控えているんですよ、来月」と説明すると「頑張ってね!」と同じ米国で世界一を目指す侍からエールを送られた。
結果は男子史上最年少優勝。「甲斐さんが『いつか佳生君のトークショーに行くから』と言ってくださって。そういう存在になれるよう頑張るしかない…」と恐縮しながら誓った直後、フィギュア界の次代を担う男に前進した。【木下淳】


