日本女子が6大会連続のメダルを確定させた。

ウクライナとの準々決勝で勝利。55年ぶりの金メダルまであと2勝とした。

団体の世界ランク2位の日本はここまで、1次リーグ3戦を含めて5連勝。4日から始まった決勝トーナメントでは1回戦でクロアチア、2回戦でルクセンブルクと対戦し、ともに3-0で勝ち上がった。

日本は5大会連続で銀メダルを獲得中。準決勝では、パリ五輪4位のドイツと対戦する。


第1試合 日本-ウクライナ


橋本帆乃香311-9
11-7
11-4
0ディミトレンコ

日本女子、6大会連続メダルへ第1試合先取 カットマン橋本帆乃香がストレート勝利

◆試合経過

第1ゲーム

日本はカットマンで世界ランク15位の橋本帆乃香が登場。相手は同166位で今大会初出場のディミトレンコ。序盤は互いに点を取り合う展開となる。橋本は相手のフォアハンドを後ろでカットしながら前で仕掛ける戦術。一時は7―4と優位に立つが、相手の強力なスマッシュに苦しみ、終盤は8―9とリードを許す。ただ、そこから前へ仕掛ける展開で同点とすると、サーブ、強く回転をかけた返球で逆転。3連続得点で11―9と先取した。

第2ゲーム

日本が1―0とリードして第2Gに入る。橋本はバックハンドでカットしながら、相手のミスを誘発。カット打ちを得意とする相手に対し、一時はリードを4点に広げる。10―7からはサーブで得点を奪う。2ゲーム連取で第3ゲームに入る。

第3ゲーム

日本が2―0で第3Gに入る。カットマンの橋本は両ハンドを駆使しながら、積極的に前で仕掛ける。縦横無尽に動きながら相手のディミトレンコのミスを誘発し、いきなり6連続得点を奪う。8―3からはロングサーブで得点を奪う。最後はサーブで取り切り、11―4で勝利。ストレートで第1試合を先取した。第2試合は17歳張本美和が登場する。

女子団体戦準々決勝、ウクライナのディミトレンコと対戦する日本の橋本帆乃香(ロイター)
女子団体戦準々決勝、ウクライナのディミトレンコと対戦する日本の橋本帆乃香(ロイター)

第2試合 日本-ウクライナ


張本美和311-9
11-5
11-6
0マチュニナ

17歳張本美和も相手を圧倒…2連続ストレート 日本女子、6大会連続メダルに王手

◆試合経過

第1ゲーム

日本は1―0で第2試合を迎える。世界ランク5位の張本美和が登場。同151位のマチュニナと対戦する。序盤は相手にリードを許し、中盤では5―7とされたが、速い展開で8―7と逆転。なかなか後ろに下がらない相手に苦戦しながらも、サーブを有効に駆使しながら加点。第1Gを11―9で先取した。

第2ゲーム

1―0の第2試合は、1―0で第2Gに入る。序盤は一進一退の攻防となる中、張本は4―4からバックハンドで得点を奪うと、ラリーやサーブで加点。3連続得点で7―4と抜け出した。7―5からはフォアハンド、バックハンド、ロングサーブ、バックハンドと多彩な攻めで4連続得点。11―5で勝ち切った。

第3ゲーム

2―0で第3Gに入る。張本は序盤から台上で積極的に攻め、いきなり4連続得点を先取。4―2からも3連続得点で主導権を握る。張本は時おり「あ、違う」「あぁ」と声を出しながら対応。相手に付け入る隙を与えず、11―6で奪った。第2試合は3―0でストレートで勝利。2―0で第3試合につないだ。

女子団体戦準々決勝、ウクライナのヴェロニカ・マチュニナと対戦する日本の張本美和(ロイター)
女子団体戦準々決勝、ウクライナのヴェロニカ・マチュニナと対戦する日本の張本美和(ロイター)

第3試合 日本-ウクライナ


早田ひな311-5
11-6
11-5
0ビレンコ

日本女子、6大会連続メダル確定!55年ぶり金まで2勝 ウクライナに完勝で4強進出

◆試合経過

第1ゲーム

日本は2―0で第3試合を迎え、世界ランク11位の早田ひなが登場。同488位のビレンコと対戦する。42歳の相手に対し、序盤こそ点の取り合いとなったものの、相手に隙を与えず。勝利すれば6大会連続のメダルが確定する中、第1Gを11―5で先取した。

第2ゲーム

1―0で第2Gに入る。早田が速い展開で主導権を握る。一時は8―6と競ったが、最後は3連続得点。42歳のビレンコを圧倒し、11―6で奪った。2ゲームを連取し、メダル確定に王手をかけた。

第3ゲーム

2―0で第3Gに入る。早田は左フォアハンドがさく裂。緩急をつけながら主導権を握り、正確なコントロールで得点を重ねた。5―2から相手のオーバーで得点を奪って「ナイス」と口にする場面も。最後も3球で決め切り、11―5で勝利。日本は3―0でウクライナを下した。決勝トーナメント初戦から全員が1Gも奪われずにストレート勝利を収め、6大会連続のメダルを確定させた。

ウクライナ戦でプレーする早田ひな(ロイター)
ウクライナ戦でプレーする早田ひな(ロイター)

【イラスト】卓球世界選手権日本代表
【イラスト】卓球世界選手権日本代表
【イラスト】世界卓球女子決勝トーナメント準々決勝以降
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【イラスト】世界卓球男子決勝トーナメント準々決勝以降
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クロアチア戦では橋本帆乃香(27=デンソー)、張本美和(17=木下グループ)、面手凛(18=日本生命)がストレート勝利を収めると、ルクセンブルク戦でも張本、橋本、早田ひな(25=日本生命)がストレート勝利。長崎美柚(23=木下グループ)以外が出場し、ここまで1ゲーム(G)も奪われずに決勝へ進んでいる。

対する世界ランク28位のウクライナは、1回戦でイングランドを3-1で破ると、2回戦で米国を3-2で撃破。国内世界ランク最上位となる51位のペソツカを軸に、勝ち上がってきた。


◆大会方式 男女とも各64の国・地域が2つに分かれ、<1>日本を含む世界ランク上位7チームと開催国のイングランドの計8チームはリーグ戦でシード順を決め、全チームが決勝トーナメント(T)に進出。<2>残り56チームが14組による予選リーグを実施し、各組1、2位の計24チームが決勝T進出。決勝Tは10日まで計32チームで争う。今大会はシングルスのみで3戦先勝方式。1、2番手の出場選手は、4試合目以降にも出場する。